天台宗とは中国で6世紀に隋の智顗(ちぎ)が開いた宗派で、日本では中国から帰国した伝教大師最澄が広く伝えたのが始まりです。
最澄が広めた天台宗は法華経を中心として、全ての人が仏生を持ち, 自らが悟り、他人をも悟りに導く道が説かれています。
また、最澄が開いた比叡山延暦寺で優れた学僧が多く輩出されるなど後世の日本仏教へ大きな影響を与え、天台宗を母体とした多くの宗派が鎌倉時代以降に生まれることになります。
時宗とは一遍が開いた宗派です。
一遍は南無阿弥陀仏の信、不信にかかわらずを念仏を唱えると現世で極楽浄土が約束されると説いています。
日蓮宗とは日蓮が開いた宗派です。
日蓮は法華経に帰依し, 南無妙法蓮華経を唱えれば成仏できると説いています。
日蓮の著書「立正安国論」 では, 法然の説く浄土宗が広まったことで, 正法である法華経の信仰が失わつつあることが災いの原因だとしています。
浄土真宗とは浄土宗から分派して親鸞が開いた宗派です。
南無阿弥陀仏を唱えれば、悪人ですら浄土へ成仏できるとする絶対他力を説いています。
戦国期には同派の信徒は一向宗と呼ばれ、各地で大名らに対する一揆を起こしました。
現在では浄土真宗本願寺派と真宗大谷派に分かれています。
浄土宗とは法然が開いた宗派です。
法然はただひたすらに仏にすがり, 念仏である南無阿弥陀仏を唱えつづければ, 死後浄土へ行くことができると説きました。
総本山は知恩院です。
臨済宗とは日本においては栄西により始まる禅宗の宗派です。
臨済宗は師から弟子への悟りの伝達を重んじ、武家政権に支持され、広まっていきました。
曹洞宗とは日本においては道元により始まる禅宗の宗派です。
道元は座禅の仏法における位置付けを説き明かした「正法眼蔵」をはじめとする膨大な著作をまとめるなどして、布教に努め、その教えは一般大衆を中心に広まっていきました。
真言宗とは中国から帰国した弘法大師空海が開いた宗派です。
密教を基盤としており、本尊は宇宙の本体であり絶対の真理であるとする大日如来です。
現在は主要な門派が18に大別されており、真言宗十八本山と称されています。
総本山は高野山金剛峰寺です。
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